漢方薬 鹿鳴堂薬舗|奈良で漢方一筋12年

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胃もたれ

胃もたれは何らかの原因で胃の運動機能が低下した時に起きる不快感です。

大きく分けて二つのタイプに分類されます。
一つは食べ過ぎや飲み過ぎによって、胃に負担がかかり起きるものです。
二つ目は、胃そのものの機能が弱ることによって起きるものになります。

食べ過ぎ、飲み過ぎによる胃もたれはほとんどの人が経験するもので、それほど深刻なものではありません。食養生中心に、胃の負担を軽くする漢方薬を服用することで回復します。

一方、胃そのものが弱って起こる胃もたれには注意が必要です。
食べ過ぎ、飲み過ぎがないのに、いつも胃の調子が悪い場合、慢性化しているケースと、何らかの疾患により起きているケースが考えられます。

慢性化している胃もたれは、体質を変えることが必要になりますので、漢方を服まれる場合も一時的な効果を期待するのではなく、辛抱強く継続する必要があります。
胃もたれが慢性化する原因は、特に「ストレス」や「不摂生」が胃に大きな負担をかけていると考えられます。

次に胃もたれを起こす疾患について解説いたします。

  • ヘリコバクター・ピロリ菌
  • 胃下垂・胃腸虚弱
  • 慢性胃炎
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
  • 胃がん

などの疾患の可能性があります。

西洋医学での治療は対処療法が主体となります。最も多くつかわれる薬剤がH2ブロッカー、特にガスターなどのファモチジンです。

H2ブロッカーは、従来、外科的な手術が必要であった、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の患者も手術をせずに済むようになった優れた薬剤です。 ファモチジン(ガスター)は市販の医薬品としても販売され、宣伝もされています(ガスター10など)。

しかし、無差別に多用することによって、重篤な副作用が現れるケースがあります。

【ガスターの副作用(添付文書より)】

  • 意識障害、痙攣(いずれも頻度不明):意識障害、全身痙攣(痙直性痙攣、間代性痙攣、ミオクローヌス性痙攣)が現れることがある。
  • 精神神経系(0.1パーセント未満):全身倦怠感、無気力感、頭痛、眠気、不眠、(頻度不明)可逆性の錯乱状態、鬱状態、痙攣、意識障害。

もし、ガスターを服まれてこれらの症状がみられた場合、すぐに主治医または薬剤師に相談してください。

もちろん、漢方薬ではこのような副作用が起こることはなく、根本的な体質改善につながります。ただし、一般的には西洋薬より効果が現れるまで時間がかかるという欠点があります。

ヘリコバクター・ピロリ菌(以下ピロリ菌)とは強い酸性である胃の中でも生息できる細菌です。ピロリ菌が出すアンモニアが胃の粘膜を繰り返し傷つけ、慢性胃炎を繰り返し、胃もたれの原因となります。また、粘膜が直接、胃から分泌される胃酸と紹介酵素にさらされ、胃潰瘍に進行すると考えられています。

カウンセリングと漢方処方

病気が原因ではな頂の食べ過ぎ、飲み過ぎによる「胃もたれ」の場合は、漢方薬がよく効くケースが多いです。食欲不振、胃弱タイプ、消化不良タイプ、胃酸過多・胃痛タイプ、などその人の症状により、処方を選びます。一時的な服用でも大丈夫です。

次に胃そのものが弱っている場合では、体質を改善しながら、全身的な機能を回復・強化することを目指します。
また、頻繁に胃もたれの症状を起こす人は、胃部に「水(すい)」がたまっていることが多く、ポチャポチャという音がすることも多いです(胃内停水)。 このような場合、「水毒」に効く処方を用います。

ピロリ菌が原因による胃もたれの場合、抗菌剤による除去が第一選択になります。しかし、副作用やすべて除去できないなどの、欠点があります。
現在では病院でも母乳や涙などに含まれる「ラクトフェリン」を併用するところが増えております。

鹿鳴堂薬舗でもピロリ菌除去に有用とされる「ラクトフェリン」や「乳酸菌」を摂ることをお勧めいたします。

なにか別の病気にともなう胃もたれの場合は、その原因となる疾患に対応することが先決になります。

逆に「慢性的な胃もたれ」が大きな疾患のシグナルであることも少なくありません。あまり続くようでしたら、躊躇なく病院を受診してください。

体質改善・快方のプロセス

食べ過ぎ・飲み過ぎによる胃もたれの場合、漢方薬が合えば、速やかに症状が改善されます。もちろん食養生が必要なことは言うまでもありません。
「胃もたれ」が取れてからも、予防および体質改善のために漢方薬を継続服用されることをお勧めいたします。

胃そのものの機能が落ちて起きる胃もたれの場合は、前述しましたが、体質を改善するために長期間の服用が前提になります。ただし、二か月も服用して頂ければ、不快感は改善されます。ただし、何度も申し上げますが、そこで漢方薬をやめてしまうと元に戻ってしまいますので、辛抱強く継続服用して頂きます。

ただし「病気が原因の疲労」の場合は、原因疾患により対処法が異なります。

養生法

「胃もたれ」の場合は「生活習慣を改善」することに尽きます。

  • 体や胃腸に良い食生活を
    胃もたれをよく起こす方は、食生活の面でなにか問題のあることが多いです。
    • 1日3回、規則正しくバランスの良い食事をする
    • 水分のとりすぎに注意し、胃腸に負担をかけない
    • 腹八分目を心がける
    • インスタント食品を摂りすぎない
  • ストレスのない生活を
    胃腸の具合は気持ちに左右されます。ウォーキングなどの軽い運動やアロマテラピーなどで気分転換しましょう。
  • 規則正しい生活で胃腸を大切に
    睡眠不足や過労を避けて、十分に休養を摂るようにしてください。また、精神的な緊張を避けて、心身の安静を保ちましょう。
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