肥満と慢性炎症(その3)

2012.12.12|健康

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こんにちは。毎日仕事が楽しい鹿鳴堂の泉谷です。

今回は「肥満と慢性炎症」について第3弾です。

ちなみに第2弾はこちら。

 

 

●マクロファージの多彩な機能

内臓脂肪組織の間質には、マクロファージ、T細胞、B細胞、ナチュラル・キラー(NK)細胞、ナチュラル・キラーT(NKT)細胞、肥満細胞、顆粒球などが存在しいます。

そして、これらの細胞は脂肪細胞や他の免疫細胞と情報交換を行いながら慢性炎症を制御していると考えられています。

そこで、これらの免疫細胞の中でも慢性炎症の中心的な役割を担っているマクロファージに注目してみましょう。

 

マクロファージは内臓脂肪組織の間質に存在する主要な免疫細胞で、肥満に伴って増えていきますが、肥満細胞(BMI正常)の内臓脂肪組織の間質にも散在しています。

 

マクロファージは従来考えられていた以上に、多彩な機能・形質を示すことが最近明らかになってきました。

すなわち、Th1サイトカイン(IL-2、IL-12、IFN-γ)や微生物の構成成分は、マクロファージにM1型活性を誘導し、M1型マクロファージは炎症性サイトカインや活性酸素種(ROS)を産生して細胞障害や炎症を促進させます。

 

一方、Th2サイトカイン(IL-4、IL-13)はマクロファージにM2型活性を誘導し、M2型マクロファージはIL-10を産生して炎症を抑制し、線維化や血管新生、組織リモデリングを促進するといわれてます。

 

このようにM1型、M2型という分類は簡便で分かりやすいのですが、M2型という言葉はM1型でなない形質や機能をもっているさまざまなマクロファージの総称として使われており、単一の機能的特徴をもっているわけではありません。

実際、in vivoでマクロファージを観察すると、その機能は多様で、状況によって刻々と変化します。

(クレデンシャル  2012.12月号より)

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いよいよおもしろくなってきましたね♪

マクロファージの機能と言えば、異物に対する貪食作用と抗原提示が有名ですが、慢性炎症=肥満他に関わっているというお話です。

さあ、次回はさらにくわしくマクロファージ第3の役割について解説します。

 

 

 

 

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