糖質制限ダイエットについて(その64)

2017.6.1|コレステロール 健康 健康食事 漢方 糖質制限

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こんにちは。毎日、仕事が楽しい鹿鳴堂の泉谷です。

前回から始まりました「江部康二医師の著書」を参考にしたシリーズです。

糖質制限ダイエットについて(その63)

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 腹いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」 肉を食べても酒を飲んでも運動しなくても確実に痩せる! 

 

みなさまに「糖質制限ダイエット」の知識を深めていただきたいと考えております。

そのことが生活習慣病を激減し、みなさまが健康かつ美しく過ごしていただくことになるとかたく信じております。

ではさっそく転載します。

 

◎糖質制限で健康になる

◆糖質制限へのパラダイムシフト

・糖質制限食は妊婦さんにも安全

 

インスリンが初めて抽出されたのは1921年のこと。

 それまでの糖尿病治療は、低糖質食が主体でした。

 

実際、糖尿病学の父といわれるエリオット・P・ジョスリン博士がまとめた糖尿病治療のバイブル『ジョスリン糖尿病学』の1916年版では、糖質70%、タンパク質10%、炭水化物20%の糖質制限食を推奨していました。

ジョスリン博士が設立したハーバード大学医学部付属ジョスリン糖尿病センター(ボストン)は糖尿病治療の最先端の病院に発展しています。

 

しかし、インスリン注射による血糖値のコントロールが可能になると、糖尿病の食事療法は低血糖食から高血統食へ徐々に転換されて、1986年には60%になったのです。

一方、2005年に出た『ジョスリン糖尿病学』では炭水化物の摂取量を総カロリー比の40%にすることを推奨し、再び糖質を減らす方向にシフトしています。

 

 

ところで、カリフォルニア在住の日本人女性が私のブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記』に寄せてくれたコメントによると、現在のアメリカでは妊婦糖尿病に対しても低炭水化物食をすすめることが多いようです。

 

この方は29歳で地元の総合病院に勤務。

妊娠後に産婦人科医と糖尿病専門医の診断を受けたところ、妊娠糖尿病と診断され低炭水化物食を指導されたそうです。

そして無事に赤ちゃんを産み、出産後は正常に戻ったそうです。

 

考えてみると農耕開始以前の人類は399万年間、糖質制限食で妊娠、出産、授乳、子育てを行ってきたわけですから、糖尿病の妊婦さんも糖質制限食で安全に出産できて当たり前。

この女性以外にも、私のブログの読者には糖質制限食で妊娠から子育てまでを元気にこなしている方が、何人もいらっしゃいます。

 

(抜粋ここまで)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

私は漢方相談を受ける際、妊婦の方および授乳中の方にはすごく気を使います。

特に妊婦には。

少しおかしな話なのですが、東洋医学では妊娠を病気とみなします(もちろん生理的な現象なんで病気ではないのですが…)。

つわりはもちろんのこと、血液がいたるところで滞り、ホルモン(内分泌)や自律神経も乱れます。

痔や便秘になる方が多いのもうなずける話です。

それだけ妊娠&出産とは母体に負担のかかる大変なことなのです。

体調不良を訴えられる妊婦に対して、漢方も体に優しいものを最小限、服んでいただくようにします。

このように慎重にならざるを得ないのは、なにか起こったときに責任が取れないという事情もあります。

因果関係がないであろうと思っても、ご本人の猜疑心は消え去ることがないと考えるからです。

さて妊婦の糖質制限。

もちろん基本的には賛成です

とくに妊婦糖尿病の場合、上記の理由から医薬品の服用が制限されがちなので、有効だと思います。

ただ、ストイックな糖質制限食(スーパー糖質制限食)は、個人的にはおすすめしません。

プチあるいはスタンダード糖質制限食にとどめておいた方が無難だと考えます。

理由は、妊婦の糖質制限食について十分に検証されていないからです。

江部医師がおっしゃるように、『農耕開始以来の人類』の食生活を考えると、99.9%安全だと思いますが、0.1%のリスクを恐れるのが薬剤師の性なのです。

プチあるいはスタンダード糖質制限食でも、十分な効果が得られます。

ただ、我流で取り組むのではなく、必ず私のような専門家の指導の下、実践されることを強くおすすめいたします。

 

 

 


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