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こんにちは。毎日、仕事が楽しい鹿鳴堂の泉谷です。
前回から始まりました「江部康二医師の著書」を参考にしたシリーズです。
腹いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」 肉を食べても酒を飲んでも運動しなくても確実に痩せる!
みなさまに「糖質制限ダイエット」の知識を深めていただきたいと考えております。
そのことが生活習慣病を激減し、みなさまが健康かつ美しく過ごしていただくことになるとかたく信じております。
ではさっそく転載します。
◎糖質制限で健康になる
◆カロリー制限で糖尿病は良くならない
糖質制限食は、そもそも糖尿病治療のために開発された食事療法です。
日本では「糖尿病が強く疑われる人」と「糖尿病の可能性を否定できない人」を合わせると2210万人に上ると推定されます。
私自身、2002年に発覚するまで気がつきませんでしたが、糖尿病は進行すると痛みなどの自覚症状はありません。
また、通常の健康診断のみでは判定しにくいケースもあります。
「糖尿病なんて自分には関係ない」と思わないで、この章で糖尿病との関わりを切り口に、糖質制限食の健康効果について知ってください。
糖質制限食が生まれた背景には、従来の糖尿病の食事療法に対する大いなる疑問がありました。
日本糖尿病学会では、糖尿病の患者さんい対してカロリー制限を指導しますが、糖質については制限しません。
1日の摂取カロリーは男性1600~1800kcal、女性1400~1600kcalで、そのうち糖質から60%のカロリーを摂るように推奨しています。
糖質制限どころか高糖質食です。
さらに1回15~30分、1日2回の運動を推奨します。
1日の運動量としては歩数にすると約1万歩、消費エネルギーにして160~240kcal。
これを週に3回以上の頻度で実施するのが望ましいとしています。
日本糖尿病学会では「2型糖尿病においては、運動の急性効果、慢性効果は確立している。1型糖尿病においては、血糖値のコントロール改善に対する運動の有効性は、必ずしも確立されてはいない。体力の保持・増進、ストレス解消など生活の質の改善には良い」としています。
しかし糖尿病の人は糖質を制限しない限り、いくらカロリーを制限し、運動をしても、糖尿病がひどくなる危険性があります。
このことを明らかにしたのが、九州大学医学部による福岡県糟屋郡久山町での研究です。
九州大学医学部では、久山町の住民の協力で1961年から長年にわたり疫学的研究を続けてさまざまな成果を挙げてきました。
糖尿病の食事療法、運動療法の効果を確認するための研究が始まったのは1988年のこと。
日本糖尿病学会の食事療法に従い、高糖質のカロリー制限食と運動療法を徹底的に指導しました。
直前の検査によると久山町の男性の15%、女性の9.9%が糖尿病と診断されていました。
ところが、食事療法と運動療法を14年間続けた結果、2002年には男性の23.6%、女性の13.4%が糖尿病と診断されました。
糖尿病とその予備軍を合わせると男性59.9%、女性41.3%。
結局、糖尿病の発症予防どころか反対に大幅に増えるという大失敗の結果となったのです。
(抜粋ここまで)
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糖尿病が日本人の2割が罹患するという予測は恐ろしいことだと思います。
5人に1人が糖尿病患者という時代が目の前に来ているのです。
江部医師は日本人に糖尿病が多い理由の一つとして、食習慣を挙げております。
主食の米、および日本料理はその「うまみ」を甘さから演出します。
日本糖尿病学会が推奨するカロリー制限食もすべて間違いではないと思いますが、それではなぜ日本人の糖尿病患者は減るどころか、どんどん増え続けているのでしょうか?
物事には「優先順位」があります。
私は糖尿病の養生法として、
糖質制限食>>>>>運動療法>カロリー制限食
ではないかと考えております。
運動療法もカロリー制限食も有効ではあると思いますが、それは優先順位の高い糖質制限食があってこそなのだと思うのです。
逆は成り立ちません。
まったく運動もせず、カロリー制限もしなくとも、糖質制限食さえしていれば、ある程度の効果が望めます。
糖尿病患者にとって、それほど糖質制限食は大事なことなのです。
糖尿病は一度罹患してしまうと、現在のところ完治するということはありません。
個人的にはips細胞の研究は「すい臓(インスリンを分泌する)」を早めて欲しいと願っています。
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