糖質制限ダイエットについて(その21)

2014.6.13|コレステロール 健康 健康食事 漢方 糖質制限

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こんにちは。毎日、仕事が楽しい鹿鳴堂の泉谷です。

前回から始まりました「江部康二医師の著書」を参考にしたシリーズです。

糖質制限ダイエットについて(その20)

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 腹いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」 肉を食べても酒を飲んでも運動しなくても確実に痩せる! 

 

みなさまに「糖質制限ダイエット」の知識を深めていただきたいと考えております。

そのことが生活習慣病を激減し、みなさまが健康かつ美しく過ごしていただくことになるとかたく信じております。

ではさっそく転載します。

 

◆満腹ダイエットで痩せるメカニズム

ケトン体は脳のエネルギー源にもなる

スーパー糖質制限食を続けていると、始めて3か月くらいでケトン体の値も落ち着いてきます。

私自身、始めた当初は2000〜3000μM/lほどありましたが、現在では400〜1000μM/lくらいに落ち着いています。

これは産生されたケトン体をカラダがどんどん活発に有効活用できるようになったからです。

ケトン体特有の甘酸っぱい匂いも、徐々に気にならなくなります。

ケトン体をとくに使う組織には、心臓をつくる心筋、骨格筋、腎臓、そして脳があります。

医師などの専門家でもいまだに「脳はブドウ糖しか利用できない」と白昼堂々とおっしゃいますが、それは明らかな間違い。

医学の教科書として世界的に信頼されている『ハーパー・生化学』にも「脳はそのエネルギー必要量の約20%をケトン体でまかなうことができる」と書かれています。

遊離脂肪酸はカラダの主要なエネルギー源なのですが、脳は遊離脂肪酸を直接利用することができません。

脳細胞に血液を送る毛細血管には、有害なものをシャットアウトする関所(血液脳関門)があり、遊離脂肪酸の大きさではこの関所を通過できないのです。

しかし、遊離脂肪酸から合成されたケトン体は小さく無事に通れるので、晴れて脳のエネルギー源となるわけです。

どうしていまだに「脳はブドウ糖しか利用できない」という主張がメディアなどで繰り返されているのか、私には理解に苦しむところです。

インスリンは常時少量ずつ基礎分泌されていますが、血糖値が急激に上がると追加分泌が起こります。

インスリンの追加分泌には、血糖をエネルギー源として細胞内に取り込ませる「糖輸送単体」(GLUT=グルット、Glucose transporter)のスイッチを入れる働きがあります。

安静時の筋肉や心臓などの細胞では「GLUT4」という糖輸送単体が細胞の内部にあり表面に出ていないので、インスリンの追加分泌というサインがないと血糖がほとんど取り込めません。

それに対して脳細胞では「GLUT1」という糖輸送単体が細胞の表面にいつも出て待機しているので、インスリンの分泌に関係なく血糖がいつでも取り込めます。

ゆえに糖質制限食でインスリンの追加分泌が起こらなくても、脳細胞が困ることは何もないのです。

 

 (抜粋ここまで)

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実を言いますと、同業者(薬局、薬店)の経営者の中でも、いまだに「脳はブドウ糖しか利用できない」と堂々とブログなどで主張している人が数多くいます。

本当に情けない限りです。

どうか、こんな間違った知識を吹聴するお店には行かないようにしてください。

私はみなさんにダイエット指導するには、最低限の(本当は最低限では困るんですが…)生化学的な知識を有していることが絶対条件だと思います。

本文にありますように、「ハーパー・生化学」読んで知識を貯える必要があります。

ダイエット相談にいかれて「脳はブドウ糖しか利用できない」などという店主がいましたら、躊躇なく席を立ってください。

その人はダイエットのプロフェッショナルではありません。

私は臨床を担う薬剤師として「生化学的」な知識は医師以上に持つべきだと、いつも意識しております。

今回は少し辛口なブログとなりましたが、みなさまがより安全にかつ確実に痩せていただくために書かせていただきました。

 

 


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