うつ病~あなたはまだよく知らない~(双極性障害を見逃さないために)

2013.7.8|健康 漢方

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こんにちは。毎日、仕事が楽しい鹿鳴堂の泉谷です。

本日は『うつ病シリーズ』第11弾です。

 

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●双極性障害を見逃さないために

~当てはまる症状が現れたり、経験があれば担当医に伝える~

双極性障害の患者さんがうつ病と診断されやすい理由は、主に2つあります。

1つは、双極性障害の多くが、うつ状態から発症することです。

その時点で受診し、うつ病と診断されるケースが多くあります。

もう1つは、躁状態を、患者さんが病気の症状だと自覚していないことです。

うつ病が改善したのだと思っている人もいます。

しかし、そのために躁状態のことが患者さんから医師に伝わらないと、診断はますます困難になります。

適切な治療を受けるため、現在はうつ病と診断されている人も、躁状態の症状の有無を確認して、当てはまる症状があれば、担当医に伝えてください。

また、これまでに躁状態がなくても、次のような特徴に当てはまる場合には、現在はうつ病と診断されていても、将来、双極性障害に移行する可能性があるので、確認してみてください。

 

◎過眠・過食がある

うつ病では不眠や食欲不振が現れることが多いのですが、双極性障害のうつ状態では、眠りすぎたり、食べすぎたりすることがあります。

 

◎妄想を伴うことがある

“破産してお金がない”など、現実とは異なる状況を信じてしまうことが多くあります。

 

◎25歳までに発症した

双極性障害の平均発症年齢はうつ病よりも若く、25歳くらいまでに多いのが特徴です。

 

◎何度も繰り返している

双極性障害のうつ状態は、うつ病に比べて再発の頻度が高いため、何度も再発している人は注意が必要です。

 

家族に双極性障害を発症した人がいる場合も、医師に伝えるようにしましょう。

 

●双極性障害と診断されたら

~病気を受け入れるように心がけ、目向きに治療を受ける~

双極性障害の多くは、薬物療法で症状が改善します。

症状が改善しても薬の服用は続ける必要があるのですが、症状が治まると服用をやめてしまう患者さんが少なくありません。

すると、再び症状が現れることになるのです。

双極性障害と診断されたら、病気であることを受け入れ、前向きに治療を続けることが大切です。

多くの場合、症状が治まったあとも服用を続けることで、再発を防ぐことができ、発症前とほとんど変わらない生活を送ることができます。

(NHKテレビテキスト きょうの健康 2011年6月号より)

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何度もお伝えしていますように”双極性障害”を克服するには速やかな診断が本当に大切です。

双極性障害にかかわらず、「正確」かつ「速やかな」病気の診断ができる医師が、名医の要件の一つと言えます。

漢方の世界でもご本人の症状や状態(証=しょう)を的確に判断することから始まります。

ここさえ間違わなければ、適切な漢方薬の処方が可能になり、最短でよくなられるのです。

 

 


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